経過報告(2)

 

2011.3.1

2月に少し頑張りすぎたせいで前回の捕獲の後、持病の膠原病が悪化してしまい起き上がる事もままならず、ベッドに臥せっておりました。

ですが、夜になると未手術の子達の発情の声が気になり眠れません。
眠っても春に子猫の死体が遺棄される悪夢にうなされるのです。
たまらなくなりまして這うようして捕獲器を自宅敷地内に設置し、釣り餌だけセットしてそのまま3日ほど放置しておきました。
運良く猫が捕獲出来ればと願いながら。

 

その間、頭の良い猫は釣り餌だけを盗って行き、餌を再セット、ドジな子は捕獲器にかかって逃がしてあげるなど1日1回がやっとですが、最低限必要な作業は行なわざるを得ませんでしたので、自身が生身の身体である事、たった独りでの保護活動だと言う事の辛さを改めて痛感致しました。。
でも猫の発情はコチラの都合で待ってはくれませんものね

 

ですが・・・病をおしてまで捕獲器を仕掛けまして正解でした。

大きな黒白の猫のオスの捕獲に成功致しました!
昨夜は特にメスの発情の声とそれを追いかけ喧嘩するオスの声が煩かったのです。
ですから「もしかしたら」と思っていました。
結果、捕獲出来ましたのはオス猫の方で少々残念ですが・・・

それでも、これで14匹目!残り9匹!
ついに残り一桁になりましただけでも、何だか希望が湧いて参ります。

 

・・・それに今回のこの子・・・
「置き去り猫」に一番多い黒白猫なのですが・・・
お尻の方が焦げ茶なのです・・・・

もしかしたら最初に餓死した子(置き去り猫のバナーの子)の父猫かしら?と思いますと何とも言えない気持ちが致します。捕獲できて良かったです。

 

発情のせいか?【深夜組】の捕獲が思ったよりスムーズに行ってます。
多分じっとしていられず恋の相手を見つける為にウロウロしているせいでしょう
か?
たまたまかも知れませんがラッキーです(笑)
私の体調が戻りましたら、また遠征を試みるツモリです。

 

今回の猫はノミとダニが物凄く、駆除料金を別途にお支払いしなければなりませんでした。

大猫なので、長めの首輪が必要でして、ピンクしか無かったのでピンクの☆模様の首輪「オルセ」と名付けました。

これから暖かくなると、今回のようにダニ駆除料金もかかって来るかも知れませ
んね。
それも予算に計上しておかないと破綻しちゃいますね(^^;

 

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2011.2.22

2月22日の本日は猫の日ですね(笑)
「置き去り猫達」にとりましては 甚だ迷惑かと思いますが、昨夜~今朝にかけて11回目の捕獲を行ないました。
猫達はそうは思わなくても一番良いのは不妊手術とワクチン接種ですから、有難迷惑な猫達への猫の日のプレゼントです(^^;

今月は発情時期という事もあり気持ちの焦りもありまして今回で3度目。週1ペースでの捕獲です。

 

さすがに我が家の敷地内では猫達は警戒モードですので今回は少々、作戦を変え、遠征を試みてみました。
自宅敷地から離れた場所で猫の隠れ場所になりそうな所に捕獲器を設置致しました。

 

毎回手術を終えました猫達を放しますと、同じ方向に走り去るのです。
で、ある日追いかけてみますと、アパートが幾つも立ち並ぶ地帯でした。
(多分、隠れ餌やりさんがいるのかも知れません)
オープンなアパート郡の敷地とはいえ他所様の土地・・・
いつものように隠れて一晩中見張る訳には参りませんで、3時間置き位に自宅から捕獲器の設置場所、徒歩5分程度の場所を行ったり来たりでした。
ある意味同じ徹夜作業でも普段より骨が折れましたし、万が一捕獲器を盗まれましてそれを虐待などに悪用されたらとドキドキでしたが、苦労の甲斐がありましてメス猫の捕獲に成功致しました!

 

置き去り猫に一番多い黒白のタキシード猫。ですが、この子は初めて見る顔。
長い尻尾に鼻と口が黒いのです。多分【深夜組】の中の1匹です。
大きさから考えると【夕方組】の黒白猫達の母猫の1匹と思われます。

早速、病院で避妊手術・ワクチン接種・首輪装着をして頂きました。
今回も幸いな事に妊娠しておりませんで安堵しております。

赤の首輪を装着致しまして「ミリア」と名付けました。

 

今回の捕獲で13匹の猫達の手術とワクチン接種が完了致しました。
残り10匹・・・多分母猫がメインかと思います。
数を思いますと気が遠くなりますし気持ちも焦りますが、それでも保護活動を始めた当初は「1匹でもいいから救いたい」と思っていましたのが短期間で13匹・・・・
皆様のご支援・応援のお陰です。
本当に有難う御座います。

 

正直、寒い中短サイクルの捕獲作業は病身の身体にはかなり堪えます。
ですが、不幸な猫が1匹でも生まれないように何とか私自身が力尽きる前に全員の手術を終らせたいと思っています。

 

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2011.2.15

昨夜~今朝にかけまして10回目のTNRを予定しておりました。
しかし、天気が崩れ、夕方には雪も降り出しまして準備はしていましたものの断念致しました。
無理をして体調悪化してしまいましたら元も子もありませんので。

 

捕獲器にセットしました釣り餌を片付け、ダンボールで覆った捕獲器は雪の為、軒下に放置してありました。

で、今日の早朝、雪かきの為に早起きしまして捕獲器を片付けようと思いましたら、なんと!捕獲器の中に猫が入っておりました(^^;

釣り餌も無くマタタビも無しなのに勝手に入ってくれていたのです。
嬉しいのとビックリしたのとで複雑でしたが、雨の日や雪の日「猫達は何処でしのいでいるのだろう」といつも心配しておりましたが、多分、捕獲器はダンボールで覆われ設置してあるキャリーの”猫ハウス”より大きいので暖かかったのでしょう。

 

不憫にすら感じましたが毎回捕獲は徹夜作業でとても苦労します。
ですから1匹ですが、その苦労無く捕獲出来てラッキーでした(笑)

大雪の後に搬送をお願いするのは心苦しかったのですが、捕獲出来てしまったものは仕方ありません。
搬送ボラのN様に連絡致しまして雪が溶けるのを待って普段より遅めにB病院へ搬送して頂きまして去勢とワクチン接種、首輪の装着をお願い致しました。

 

今回捕獲した子は【深夜組】でも用心深く一度も姿を見せた事も無かった猫です。
ただ【夕方組】に茶トラがおりますので、親猫がいるとは予想していました。
多分【夕方組】の”リガルド”の父猫と思われます。
体格と顔の大きさが格段に大きい以外、そっくりなのです。

ワクチン接種の為「エルミタ」と名付けました。
リガルドが大きくなった時に見分けが付くように青の首輪にしました。

 

メスの捕獲を早急に行なわなくてはならない中、オス猫の捕獲になりましたが、前回の三毛猫のように発情してましても未懐妊の猫もいます。
大柄の力の強いオスを捕獲する事もメス猫の妊娠を防ぐ事にもなります。
何より!実は「猫嫌い」の方が仰る最大の被害はマーキングの悪臭や喧嘩の騒音などオス猫に拠るものが多いのです。
そしてその行動の幾つかは去勢によって改善されます。

メス猫を避妊する事で「これ以上不幸な猫を増やさない」のも重要ですが、猫達が人間と共存出来る環境作りを致しますにはオス猫の去勢も大切なのです。

 

その点から考えますと置き去り猫TNR10回目、結果的に大成功でした。
(棚からぼた餅のような感じでしたが^^;)

こんな事はそうそうある事では無いと思いますが
少しずつ【深夜組】の捕獲も進み始めました。
(先日O様とお話した際、”実は知らない所で死んでいるのでは?”なんて話も
出た位でしたのに2回続けて幻の猫が捕獲出来ました)
1匹ずつでも頑張って捕獲して手術とワクチンを受けさせたいと思います。

 

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2011.2.14

本日はバレンタインデーですので、置き去り猫達にもチョコをあげました。
勿論「猫用チョコ」ですが、ウチの飼い猫に毎年VDにあげているものです。

13年も苦楽を共にした子供代わりの愛猫と接して半年しか経たない置き去り猫。
愛猫は「抱っこ魔」って位なのに対して、置き去り猫達の態度は私の姿を見たら逃げる、目が合えば「シャー・フゥー!」と威嚇するなどと全く違いますが、お家の中と外という環境こそは違っても出来る限り同じ様に愛情を注いであげたいと思っています。

 

極度に人間を恐れるのは、それだけ虐められて生きてきたからなのです。

配食の時にフードの上に猫用チョコを置いておいたら最初は遠巻きに警戒しながら見ていました。
きっと見慣れぬ”白いもの”が毒だったらと思ったのでしょうね。
ですが食いしん坊の1匹が食べ初めて、美味しいものと解ったら代わる代わるやってきて夢中で食べていましたよ(笑)
こういうオヤツ類は捕獲時位しかあげませんからね(^^;

クリスマスの時のチキンもそうでしたが、普段の食事とは別に、こんなに喜んでくれるならイベント毎にこれからも飼い猫の分を多目に買い求めてお裾分けしたいと思います。
(当たり前ですが、飼い猫分や釣り餌も含め贅沢品は予算には計上していません)

 

我が家の経済状態も貧しいですし、愛猫も高齢+疾患があるしで処方食を食べさせています。
愛猫にすら、こういうオヤツは滅多にあげられないのですが、それでもたまにはこんなご褒美も良いですよね(笑)

 

本当は本日10回目の捕獲を行なおうと準備していたのですが、生憎お天気が崩れてしまいましたので置き去り猫達のご機嫌取りです(^^;
本当に彼らにとって良い事は手術+ワクチンなのですが猫達には解って貰えませんしね(笑)

お天気と相談しながら、10回目のTNRを決行しようと思います!

 

 

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2011.2.7

昨夜~今朝にかけまして9回目の捕獲を行ないました。
気温は割合高かったものの途中で雨が降りだしまして・・・途中合羽に着替えての徹夜の捕獲作業になりました。
正直、合羽を着ていても雨が沁み込んで来て震えが止まらず、寒さと心細さでイッパイでシンドくて途中で「また今度にしよう」と何度も泣きそうになりましたが、前回のO様とのお話で一刻も早くメス猫を捕獲しようと思いましたのと今回、釣り餌は奮発(笑)して鰻にしたので(安い刻み鰻ですが)頑張って粘ってみました。

 

そしてその結果、白地に三毛の猫がかかりました。

 

白がほとんどで頭とシッポに三毛が少し混じる猫で「置き去り猫」のTOPにチラッと写真がある中の1匹、【深夜組】の子です。
殺処分された三毛猫の最初の子ですから、もう3歳位になっています。
多分、もう何度も子猫を生んでいる筈・・・
写真も例の1枚だけでしたし、姿すら滅多に見せない幻の子だったので捕獲出来た喜びもひとしおです(笑)

 

早速搬送ボラのN様にご連絡差し上げてB病院さんで手術とワクチン接種、首輪の装着をお願い致しました。
幸いな事に発情はしていたものの、妊娠はしておりませんでした。
オスのボス格の猫を早期に去勢していたお陰でしょうか?
とにかく胎児とはいえ、殺さないで済んで安堵しております。

 

ワクチン接種の為、名前を「ヘレン」と名付けました。
ピンクの首輪です。

 

朝B病院に電話連絡をしました時、「多分、妊娠しているかも知れませんので、堕胎もある場合は入院もお願いします」と申し出ておいたのですが、戻ってきた猫「ヘレン」は通常のTNRと同じく手術した事など無かったように元気に走り去り逃げて行きました(笑)
(B病院は避妊手術に長けていらっしゃるので驚くほど傷が小さく、今までの手
術でも、猫達は翌日から普通に飛び回り生活しています)

 

今回の11匹目の捕獲で置き去り猫のほぼ半数が捕獲出来ました。
(24匹中、1匹殺処分されておりますので)

残り12匹。
多分、メスの割合が多いかと思いますので気持ちが焦ります。

 

捕獲も回を重ねる毎に、より難しくなって参りました。
捕獲出来る数も1回の捕獲で1匹程度です。
これからの捕獲は一筋縄では行かず益々困難を極めるでしょうし、体力も消耗するでしょうが、頑張ります!

 

慣れてない野良猫、しかも猫の性質や捕獲環境などからプロですらサジを投げた子達を、初心者の私が たった一人で これだけの数を11月~の短期間で
保護出来ましたのは、ひとえに皆様からの暖かいご支援と応援のお陰です。

本当にどうもありがとう御座います。

 

 

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警戒心の強い置去り猫たち
警戒心の強い置去り猫たち

2011.2.3

先日、置き去り猫に多額の支援を頂いておりますO様とお会い出来ました。
O様はご自身でも12匹の猫のTNRをされ、現在も世話を続けていらっしゃいます。
O様の周りの猫達のTNRが完了したので捕獲のお手伝いをとの有難いお申し出を頂きまして、お住まいが2つ隣の駅という事もあり、メールのやり取りのうち即日にお会いしてしまいました(笑)

 

我が家にいらしていただいて猫を世話している現場(我が家の庭)や猫達の様子、捕獲場所などを色々と見て頂きましたが、「想像以上に難しそうですね。プロがサジを投げるわけです」と仰っていました。

 

O様は12匹捕獲されていらっしゃいますが、猫達は元々人馴れしていて他に近隣で餌をあげていらした方がお手伝いして下さり捕獲器を使わずに捕獲されたそうですが、置き去り猫達は人の気配ですら逃げてしまいます。

 

それと、「こんな住宅密集地だとは思いませんでした」との事でした。

それでも万が一の時の一時預かりなども快く引き受けて下さいましたし、色々とアドバイスを頂きまして有意義な猫談義でついついお引止めしてしまう程楽しい時間を過ごさせて頂きました。

 

O様は今が猫の繁殖期なのを大変に心配されておりまして、O様がTNRを行なった猫達は生後3ヶ月でも妊娠していた仔もいたり中には臨月の仔もいたそうで・・・

「次の捕獲は暖かくなってから」と思っておりましたが、そんな悠長な事を言っている場合じゃないと思い知らされました。
近いうちに、また捕獲を試みようと思います。

 

※写真は人の気配がするとフェンスの向こう側に逃げ込んでしまう猫達の姿です

 

 

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2011.1.30

以前、エアコンの室外機を爪研ぎで破壊された後、マタタビなどを使いまして爪研ぎの躾をして参りましたが、随分と猫達も覚えてくれるようになりました。

破壊されたエアコンの室外機ホースを修理した後それを覆い隠すように爪研ぎを設置したのですが、猫達はそこで爪研ぎするだけではなく違う場所に設置した他の同じ素材の爪研ぎにもしてくれています。

 

トイレと同じ様に猫の習性を理解すれば「例え人に飼われた事の無い野良猫であっても躾可能」なのだと「置き去り猫」達が実証してくれました。

 

少なくとも【夕方組】はトイレと爪研ぎは覚えてくれました。(トイレを覚えてくれたお陰で健康管理が随分し易いです)

ご近所さんもウチと同じ感じでエアコンの室外機ホースがあるのですがそちらは無傷です。
この調子でトイレ、爪研ぎ共にキチンとしてくれれば少しは猫嫌いの方々にも理解を得られるのでは?と思います。

 

猫嫌いな人も余程の方でなければ害の無い限りは猫を無闇に殺そうとしないでしょう。
そう願いつつ【深夜組】も早く躾をしたい所です。

その前に、信頼関係を築かないといけませんが~(^^;そこが難しい所です。
なにしろ夕方組ですら2階の窓越しにしか見守れない状態ですので。

 

希望を持って頑張りたいと思います。

 

 

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← ねこの輪では野良猫相談をお受けしています

 

 

 

 

2011.1.20

前回の捕獲から10日近く経ちまして、やっと猫達の警戒も解けて来ました。
【夕方組】も普段の時間に(未だビクビクしていますが)御飯を食べに来るようになりましたが、捕獲作業は少なくとも1ヶ月以上はあけようと思います。
未手術のメスが妊娠しないか心配ではありますが、また同じ猫ばかりがかかりますと、【深夜組】を誘引出来なくなりますのでやむをえず・・。

~とは言いましても活動停止しているワケではありません。
「駐車場に子猫(の死体)が捨てられる事件」や「未手術の飼い猫」の件などもありますので、たとえ無駄足になっても今私に出来る事をして行こうと考えています。

 

以前保健所から「増やさないのも愛」のパンフレットを分けて頂きまして、100軒ほどのお宅1軒1軒にポスティングしてみたのですが、猫達が道路を渡っている姿を見かけましたのでもっと範囲を広げて配る予定です。
環境省に問い合わせましたら「増刷する予定は未定」との事ですので、サイトからダウンロードしプリントして自作しました。

http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2209.html

 

今度は300冊配ろうと思います。

それと同時にプリントも配ります。
(連絡先は保健所のご好意で保健所の殺処分担当部署にさせて頂きました)

 

ウチの近所にはノラ猫の餌場と思われる場所は見当たりませんし、餌やりさんの姿を見かけた事もありませんが、もしかしたら私と同じようにコッソリ自宅で餌やりをしている方がいらっしゃるかも知れません。
中には猫と友好関係を築いていらっしゃる方なども。
そんな方が立ち上がって下さって1匹でも避妊・去勢に踏み切ってくれればとの期待を込めてパンフレットを配布しています。
未手術の猫が少しでも減ってくれたらとの願いを込めて・・。

 

私の住んでいる市の条例では、「猫は室内飼いをしましょう。やむなく外に出す時は避妊・去勢をしましょう。」と定められています。

抽選ですが手術の助成金制度もあります。にも関わらず、それを守る人は少ないですし知らない人が大半です。

市長や担当部署に陳情してもカラスや野鳥被害と同等に扱われる程度で直接の意見は全く取り合って貰えませんから、やはり個人で動くしか無いのかと・・。

 

このサイトをご覧の方でノラ猫の餌やりをしている方もいらっしゃるのではないかと思います。
しかし猫は一度人の手から餌を貰うと狩りで獲物を獲ることはしなくなります。

ノラ猫に餌を与えてくださる皆さんは猫達の為に純粋な愛情を注いで下さっていることでしょう。ですが出来ましたらもう一歩、前に出て頂けませんか?
自分が世話している猫たちをたとえ1匹でも避妊・去勢していれば・・・
(捕獲器などは動物病院などで貸してくれる場合があります)
猫達は望まれない子を産まないで済むのです。

 

また、「隠れ餌やりさん」は私のようにTNRを行なう者にとりましては時として障害にさえなり得る事も知ってください。
捕獲の為に餌を切っても他で食べていたら効果がありませんし、また健康管理も他の物を食べていると中々把握出来ないのです。

 

猫達の体格が良かったりしたら何処かで餌を貰っています。
群れの中に耳ピアスや耳カット、首輪などをしている猫がいましたら近くでTNRに奮闘している人が必ずいらっしゃいます。
そういう事も心に留めて頂けたら幸いです。

 

そして一旦餌やりをしましたら終生猫達に餌やりを続けて下さい。
「置き去り猫」の悲劇は中途半端な外飼いの放棄から起こった事です。
こういう事は全国でも沢山あると思うのです。

無責任に猫を捨てる人は論外ですが、餌やりに関しても今一度見つめ直して頂けたらと強く願います。

 

 

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明け方、やっとかかった猫でしたが・・・
明け方、やっとかかった猫でしたが・・・

2011.1.11

昨夜~今朝にかけまして置き去り猫8度目の捕獲を行ないました。
最近、【深夜組】のメスと思われる猫が3匹確認出来るようになりました。
以前写真をお送りした黒白猫のメス、黒猫のメス、それから置き去り猫サイトのTOPに掲載されている白地にミケの猫。
この3匹が夕方に姿を現すようになりましたが、1週間前の飼い猫の出現&捕獲のせいで、また隠れてしまい・・・

 

この1週間、御飯も普段よりご馳走(缶詰にササミなど混ぜたもの)などで何とか誘引しようと努めて参りました。
~で、発情もしている事から「妊娠する前に」と休み明けの昨日に捕獲を予定していたのですが・・・

今回は私の飼い猫が「シュウ酸カルシウム結石」になってしまった上に高齢で心臓も悪い事から外科的治療が出来ず・・・
しかも色々な要因から対応の処方食も1種しか無いという絶望的な状態になりまして、かなり精神的に参ってしまっての捕獲でした。
(猫に多いストラバイト結石でしたら内科的治療も出来ますし、対応フードも多いのですが、シュウ酸カルシウム結石はそれが無いのです)

 

毎回、捕獲作業は徹夜で張り込みを行います。

手術済みの子がかかったり餌だけ持っていかれればセットし直し、2つある捕獲器の片方に猫がかかったら素早く移動させ他の猫の目に触れないように隠したり・・・とアレコレするのですが、今回は特に冷え込む夜だった事も重なり、時折様子を見に下に下りる程度しか出来ませんでした・・・(住居は2階です)

 

それでも明け方に1匹かかりましたが・・・・
手術済みの猫でした(-_-;)

もう再セットする時間でもありませんでしたので、あきらめてそのまま放しました。

 

8度目の捕獲は惨敗と言いますか、私の手落ちです。
今回痛感しましたが、やはり捕獲は徹夜での張り込みが鉄則、そしてその為には気力・体力共に充実していないとダメだと思いました。

今回は2週に渡っての捕獲作業になりましたので猫達は完全に警戒モードです。
【夕方組】ですら夕方に姿を見せてくれなくなってしまいました。

 

メス猫の発情にプラスして飼い猫の未手術のオスの存在が頭を悩ませますが、今までも捕獲作業の翌日は疲れと持病の悪化で寝込むのを繰返していましたので、自分の体力や猫達の警戒を解く為にも焦る気持ちを抑えてもう少し暖かくなってから捕獲作業を行ないたいと思います。

 

今回は私自身の心の弱さで良い結果を出せず、支援下さる皆様に大変申し訳なく思っております。
自分の飼い猫の健康も大事ですが、外にいる子達は病気になってもおいそれと医者に診せてあげる事も出来ません。
その為には上質なフードを与え、何とか元気にこの厳冬を乗り切って貰いたいと思っています。

 

 

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2011.1.4

次回のTNRは【深夜組】をおびき寄せてからと思いましたが、この所、放し飼いの飼い猫が置き餌を食べに来るようになったのと未手術のメスの発情が始まりましたので急遽捕獲を行ないました。
昨日夕方から今朝にかけて徹夜で行ないまして・・・1匹、大きなサバトラの猫がかかりましたが、非常に残念な事に首輪をしており放す結果になりました。

 

捕獲器の中は物凄いマーキング臭です~(ToT)

いくら未手術の飼い猫が外出時にノラ猫と交尾してしまうと言いましても・・・他人様の飼い猫を勝手に去勢する訳には行かず・・・
また、どこの誰の飼い猫かも解らないために飼い主に了承を得る事も出来ません・・・

 

こういう問題が一番厄介です。

 

置き去り猫の中の全てのメスが手術済みでしたら発情したオスを誘う事は無くなるのでしょうが、まだまだ未手術の子が沢山います。

 

しかしこの飼い猫のオス、今年に入ってから見かけるようになりましたが餌もすごい量を食べて行きますので経済的にも痛手です。
せめて流れてきたノラ猫でしたら同じく可哀相な子として保護出来ますが、彼には帰る家と御飯が待っているので心を鬼にして追い払わないといけません。
今回捕獲器にかかった事でトラウマになり二度と来なくなってくれるのを祈るばかりです。

 

飼い猫ですが、私の近所に限らずオスの去勢に対する認識が甘い人が多いように感じます。
メスの場合は「妊娠したら大変」と避妊を行なっても「ウチはオスだから大丈夫」と平然と語る”猫好き”さんもいます。
自宅で猫が増えさえしなければいいのですよね。
しかしそれはあまりに自分勝手です。
その認識が不幸な子猫を増やす結果になる事を考えていないのです。

 

放し飼いで未手術の飼い猫の問題は今後の課題となりそうです。

 

 

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やっとお目見え!未手術の黒白猫
やっとお目見え!未手術の黒白猫

2010.12.29

先日のクリスマスに置き去り猫達に鶏肉をプレゼントしたのに釣られたのか?今まで【深夜組】だった大きなメスの黒白猫が夕方にも来るようになりました。
首輪無しだったので最初は手術済みの子の首輪が取れてしまったのかと思いましたが、どうやらそうではないようです。

 

今日、庭仕事をしていたらすぐ近くを通りましたので確認しましたら、手術済みの黒白猫たちより身体も大きくシッポが真っ直ぐで長いのです。

先日手術を済ませたばかりの特大黒白猫リムト♂より一回り小さい感じで、リムト♂と一緒に姿を現しました。

 

色柄は他の黒白猫たちと似ていますが初めて間近で見る猫でした。
多分メス猫だと思われます。
【深夜組】から【夕方組】へ転向してきたのだと思います。

とはいえ、やっと夕方出てきてくれるようになったばかり。
しかも暮れ押し迫って病院もお休みですし、搬送ボラさんにも迷惑になりますので、幸い発情はしてない様子でしたし、もう少し様子見して安心させ慣れさせてから捕獲したいと思います。

 

この調子で隠れて暮らしている他の【深夜組】の猫たちも出てきてくれるのを祈るばかりです。
【深夜組】のほとんどはメス猫かと思われますので、なんとか子猫が生まれてしまう前に捕獲したいと思っています。
(しかし・・・一体黒白猫、何匹いるのでしょう・・・唖然としてしまいます・・・^^:)

 

 

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2010.12.25

クリスマスに置き去り猫たちへご馳走を用意しました。
鶏肉2kgを業務スーパーで購入致しまして、それを茹でたものをほぐして食べさせてあげました。

それと爪研ぎのプレゼントです(笑)
猫達にとっては「大きな御世話」でしょうけど、我が家のエアコンの室外機を破壊されましたし、もしそれが他所様、しかも猫嫌いのお宅だったらと思うとゾッとしますのでマタタビを使って何とか爪研ぎの躾をしたいと思いまして・・。
いわゆる「猫害」が少しでも減れば、「野良猫殺処分派」の方も野良猫を好きにまでなってくれなくても少なくとも「無関心派」や「放置派」になってくれるのではないかなぁ~との期待を込めまして(笑)

 

最近は皆大きくなりましてドライフードも1日1・5kg消費します。
23匹全員に鶏肉が行き渡るように鶏肉はドライフードに混ぜ込みました。
猫達は大喜びで食べていましたよ(笑)

 

写真の方は相変わらずで、「夕方組」の警戒心の薄い子を2階の窓からしか撮影出来ませんが~(^^;

 

人間にマトモに愛された事も無く、信じれば裏切られ、そして捨てられた子達ですから、「この子達に神様のご加護を!」と切望せずにはいられません。

神様に代わってご支援下さる皆様に心から御礼申し上げます。m(_ _)m

 

 

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2010.12.21

一応、「釣り餌式捕獲器」にもネットに人間用マタタビを入れ吊るしてみましたが、こちらは中を覗いただけで無視されました(^^;
やはり大人の猫には踏み板式の方が良いようです。

 

この方法で5回目までは徹夜での捕獲でしたが、今回は手術済み猫に邪魔される事も無く0時過ぎ位に捕獲完了致しました。
作戦勝ちでした。

 

ただ、この方法はマタタビに反応する猫にしか使えません。
日頃の餌やりなどの時、マタタビを与えてみて反応する子なら効果はかなりあると思います。

 

私も今までそうだったように、多くの方はペット用のマタタビをお使いかと思います。
今回、捕獲に使う前に自宅の猫で試しましたが、人間用を与えると目の色が変わり夢中で食べていましたのに、その後にペット用を与えると見向きもしなくなりました。

ペットフードもそうですが、日本はペット用品に対する基準が甘いのでマタタビの純度もかなり低いのかも知れません。

 

今回は人間用とは申しましても予算の都合上「お茶用」のマタタビを購入しましたが、治療薬用として使うマタタビはより効果が高くペット用のマタタビでは反応しない子でも反応するかも知れません。
http://item.rakuten.co.jp/yakusou/4987466761026-tochi
(実際、置き去り猫の中でも今までマタタビに無関心だった子なのに今回は興味を示していた子もいました。)


猫の捕獲専門業者はマタタビではなく薬を使うようですが、マタタビでしたら余ったら猫達へのご褒美や元気の無い時にも使えますしね(笑)

 また、マタタビは人間が煎じたりして飲むと冷え性や神経痛、リューマチ、疲労回復などにも効果があるそうです。

 

心ある皆様のお役に立てれば・・との思いから、私が成功しました猫の捕獲方法を掲載させていただきました。

私と同じく孤軍奮闘されている方のお力になれればと強く願っております。

皆様のあたたかいお気持ちが形となり、猫たちの救済につながっていきますよう日々祈っております。

m(_ _)m

 

A

 

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2010.12.19

今日は、今回実行しました「マタタビ作戦」の詳細です。

 

①用意したのはマタタビ3種。
ペット用粉末マタタビとペット用マタタビの実。
それから「のらねこ学入門」というサイトに
http://www.geocities.co.jp/AnimalPark-Tama/9073/norahokaku.html

 

「ペット用として売られているものよりも、漢方薬の専門店で買ったものの方が純度が高く猫の反応も良いようです。」とありましたので、ネットで出来るだけ安く人間用のマタタビを探しました。
http://item.rakuten.co.jp/dokudamikensoukan/1114436/?scid=af_ich_link_tbl#1114436

 

それとキウイの葉っぱも用意しました。
キウイはマタタビ科の植物で猫の好きな匂いがするのです。

 

 

②いつもは前日から餌を切るのですが、また手術済みの子達に邪魔をされますので、餌は普段以上に沢山、しかも美味しいものを用意し満腹にさせてから捕獲器をセットし、今回餌は「マタタビのみ」。

 

 

③捕獲器はダンボールで覆いました。
これは捕獲器をカムフラージュする為もありますが、すでにこのダンボールでさえも猫たちは承知していますので、
「マタタビの匂いが捕獲器内部に充満するように」という効果を期待し、捕獲器をダンボールで覆ってみました。

 

 

④捕獲器の一番奥の内側にダンボールの壁を作ります。
そしてその上部に両面テープで「人間用マタタビ」を貼り付けます。
捕獲業者からは「餌は一番奥の隅に置く」とアドバイス頂いていましたが、今回は敢えて「一番奥の上部」に貼り付けしてみました。

これは人間もですが・・上を見て歩くと足元が注意散漫になりますよね?(^^;
それを期待してみました。

 

 

⑤捕獲器内の踏み板の上にはキウイの葉っぱを乗せ、踏み板の存在をカモフラージュし、更に捕獲器の奥の床面には「ペット用マタタビの実」を撒きました。
そして、捕獲器入り口付近には誘引用に「ペット用粉末マタタビ」を振っておきました。

 

 

続きは次回へ。

 

 

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2010.12.18

今日から何度かにわけて、私が成功しました捕獲方法について詳しくお伝えしたいと思います。
名付けて「マタタビ大作戦」です。

 

群れのほとんどを捕獲しTNRに成功しますと、残された未手術の子は罠の仕組みなどを完全に覚えてしまいます。

今回の黒猫も「釣り餌式」は見向きもしませんでしたし(餌に触れると扉が閉まるのを知っているので)、「踏み板式」も踏み板を踏まないように上手に餌だけ取って行ってしまいました。

猫専門捕獲業者にアドバイス頂いた方法を試したり餌を変えてみても全くダメでした。

 

実は捕獲網も何度か試してみましたが、やはり一人ですとどうしようも無く、網を用意しているうちに気付かれ逃げられてしまう始末で・・。
捕獲網を使うときには、予め網を持って隠れる人とターゲットを発見して教える人とが連携をとり、慎重に捕獲にあたった方が上手くいくのではないかと思いました。

ただ、この黒猫の場合は誘引の為に補助的に使った粉末のマタタビにとても反応しましたので、マタタビを餌の代わりに使う事にしてみました。

 

続きは次回に。

 

 

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